Bose Discovery Tool は、Bose PowerSpace+アンプ/CSPプロセッサーのWeb型ユーザーインターフェースを使用するためのネットワーク デバイス検索、および、CC-xDデジタルゾーンコントローラのIPアドレスを設定するための、MicroSoft Windows PC専用のアプリケーション ツールです。
本アプリのダウンロードは、www.boseprofessional.comの、各製品ページよりダウンロードが可能です。常に最新バージョンのアプリをダウンロードし、ご使用されることをお奨めします。
Relevant Product(s)
- Discovery Tool
- ControlCenter CC-1D
- ControlCenter CC-2D
- ControlCenter CC-3D
Table of Contents
ControlCenter CC-xD デジタルゾーンコントローラの検出画面
リカバリーモードを使用してCC-xDコントローラを回復させる
ホストPCのIPアドレス および デフォルト ゲートウェイ アドレスの確認方法
アプリの起動
アイコン、ショートカット、インジケータを使用して、ツールを立ち上げます。
※アイコンの図柄が異なる場合があります。変更するには、プロパティの「アイコンの変更」を使用してください。
ツール画面
ツールは立ち上がると現在のネットワーク内のデバイスを自動検出し、画面の左側には、検索されたデバイスと各IPアドレスの末尾のオクテットをデバイスリストとして表示します。
REFRESH (リフレッシュ・再検索)
デバイスを再検索する
システムは電源を投入後立ち上げに約40秒~数分程度必要です。 自動検出されない場合は、REFRESHボタンで再検出を実行します。
About(アプリケーション情報): Discovery Tool のバージョン情報など
メニューボタン(Boseロゴ): ウィンドウメニューおよびRecovery modeなど
PowerSpace+ / CSP のデバイス検出画面
ネットワーク検出によってデバイスリストに表示されたPowerSpace+およびCSPの各デバイスを選択すると、右側にIPアドレスが表示されます。
CONFIGURE(構成): 選択されたPowerSpace+ およびCSPデバイスのWeb型ユーザーインターフェースを、ホストPCでデフォルト設定しているWebブラウザ(MicroSoft Edgeなど)で開く
設定用のホストPCと各デバイスのIPアドレス設定が異なる、もしくはネットワークの範囲外のIPアドレスであるために、ネットワークが確立されていない場合には、下図のように表示されます。Web型ユーザーインターフェースを開くためには、 "WindowsでのコンピューターのIPアドレスの変更."をご参照ください。
ControlCenter CC-xD デジタルゾーンコントローラの検出画面
ネットワーク検出によってデバイスリストに表示されたCC-xDコントローラの各デバイスを選択すると、右側にシリアルナンバーやMACアドレスなどの詳細情報と共にIP SETTINGSに現在のIPアドレスを表示します。
IDENTIFY: クリックすると、各CC-Dの本体がLEDを点滅させ、個体を識別することができます
IP SETTINGS
Address Type (IPアドレス設定・タイプ): DHCP(動的・自動)/Static-IP (静的・固定)
IP Address (IPアドレス):
Static-IP 設定時: 192.168.***.***
リンクローカルアドレス時: 169.254.***.***
Subnet Mask(サブネット マスク):
Static-IP 設定時: 255.255.255.0
リンクローカルアドレス時: 255.255.0.0.
Gateway(ゲートウェイ): ルーターやDHCPサーバーのゲートウェイアドレス
Revert(もとに戻す): 以前の設定を復元します
Apply(実行): 新しい構成を保存します
IPアドレスを変更する
Address Type がDHCP(デフォルト)である場合、IPアドレスを自動的に取得し、IPアドレスの入力項目は変更不可となります。
Static-IPを選択すると各IPアドレス項目に直接入力でき、Static-IP(静的・固定)設定を行えます。変更を入力したら、Applyをクリックして実行します。
(現在のネットワークのデフォルトゲートウェイを確認する場合は、※ホストPCのIPアドレス および デフォルト ゲートウェイ アドレスの確認方法をご参照ください。)
使用可能なStatic-IPアドレス : [ 192.168.***.***(/24) ]
例:
IP Address 192.168.0.201
Subnet Mask 255.255.255.0
Gateway 192.168.0.1
[新しいIP設定を適用]をクリックすると、進行状況バーが表示されます。
ファームウエアをアップデートす
対象モデル:ControlCenter CC-1D、CC-2D、CC-3D Digital Zone Controller
CC-xDコントローラをCSPとのシステムとして使用する場合には、Bose Discovery Toolを使用してファームウエアを最新バージョンにアップデートする必要があります。
(お使いのデバイスが最新のファームウエアでない場合、正常に動作しないことがあります。CC-xDの最新のファームウエアは、最新版のBose Discovery Tool内に含まれています。)
その際、必要に応じて左図のようにReady to update firmwareとリンク表示されます。
クリックするとアップデーターがポップアップされ、現在のファームウエアバージョンと、最新のファームウエアバージョンを表示します。
Updateをクリックすると、アップデートが実行され、進捗がステータスとして表示されます。
完了したら、一度CC-xDをPoEによるネットワーク接続から取り外し、再起動させます。 CC-xD側もしくはPoEスイッチ側Cat5e/6ケーブルを抜き、数秒間待った後、再度接続してください。
(注:再起動しなかった場合、誤作動を起こす場合があります。)
Note: Discovery Toolによるアップデートは、CSPプロセッサーと組み合わせて使うCC-xDコントローラ専用です。CC-xDコントローラをBose ControlSpaceシステム内で使用する場合は、必ず最新版のBose ControlSpace Designerソフトウエアを使用してアップデートを行ってください。
Note: PowerSpace+およびCSPプロセッサーのファームウエア・アップデートは、各デバイスのConfiguration(各Webブラウザ型インターフェース)内で実行できます。詳しくは各デバイスのコンフィグレーションに関するガイダンスをご参照ください。
リカバリーモードを使用してCC-xDコントローラを回復させる
CC-xDコントローラは、ファームウェアの更新中に電源が失われる、あるいはネットワークに問題が発生した場合などに、Fail-Safe(フェイル・セーフ)モードに入る可能性があります。これが発生した場合は、Bose Discovery Toolを使用し、以下の手順でコントローラを回復させることができます。
- CC-xDコントローラをPoEスイッチから切り離し、切断する
- Bose Discovery toolを立ち上げる
- 左上のBoseアイコンをクリックし、メニューからRecovery modeをクリックする
- Recovery Modeウィンドウがポップアップされ、Hint for Recovery modeメッセージが表示されたら、設定用ホストPCと同じサブネット内のPoEスイッチへCC-xDコントローラを接続する
- 数秒後にCC-xDが自動的にリストへ表示され、☑チェックボックスで指定し、Recoverをクリックする
- StatusのIn progress(%)が進捗し、Finished!と表示されたら、Exitで終了する
- デバイスをREFRESHボタンで再検索する
ホストPCのIPアドレス および デフォルト ゲートウェイ アドレスの確認方法
現在接続中のホストPCのIPアドレスや、ネットワークのゲートウェイアドレスは、Windowsのコマンドプロンプトで確認できます。
- Windowsの検索ボックスに cmd と入力
- コマンドプロンプトを起動
- コマンドに ipconfig と入力して Enter キーを押す
- 該当するイーサネットアダプターのIPアドレスおよびゲートウェイアドレスを確認する