ControlSpace DesignerソフトウェアのHardware ManagerでデバイスのIPアドレスが確認できない場合、シリアルポート(RS232ポート)を使ってControlSpaceデバイスのIPアドレスを調べることができます。 この方法は、フロントパネルディスプレイがないESPのネットワーク設定が不明で、RS232シリアルポートにアクセスできる場合に役立ちます。
対象製品
- ControlSpace ESP-00 II
- ControlSpace ESP-00
- ControlSpace ESP-1240
- ControlSpace ESP-1240A
- ControlSpace ESP-1240AD
- ControlSpace ESP-1600
- ControlSpace ESP-4120
- ControlSpace ESP-88
- ControlSpace ESP-880
- ControlSpace ESP-880A
- ControlSpace ESP-880AD
- ControlSpace EX-1280
- ControlSpace EX-1280C
- ControlSpace EX-440C
手順
ESPプロセッサはDTEとして構成されたD-sub 9ピンコネクタで接続し、PCに直接接続するにはクロスオーバー(またはヌルモデム)ケーブルを使用します。EXプロセッサはMini-Phoenixコネクタで接続します。
デフォルトの通信設定を以下に示します。 (これらの設定は、必要に応じてControlSpace Designerソフトウェアで変更できます)
|
ESP-00 |
ESP-880/1240/4120/1600 EX-1280C/440C/1280 |
Baud |
38.400 |
115.200 |
Data bits |
8 |
8 |
Parity |
None |
None |
Stop bits |
1 |
1 |
注:通信設定が変更されている場合、シリアル通信を使用してIP設定を確認することが困難になる可能性があります。
RS232通信用の「Hercules」や「Putty」などのプログラムを使用すると、シリアルコマンドを比較的簡単に送信できます。 以下にHerculesの例を紹介します。
デバイスとの接続に成功すると、次のように表示されます。
Serial port COM x opened
これで、デバイスにコマンドを送信できるようになります。
ユニットの現在のIPアドレスを取得するには、「Send」テキストフィールドに次のように入力し、[Send]ボタンをクリックします。
IP<CR>
注:IP<CR>が大文字で書かれていることを確認してください。
デバイスは、[Received/Sent data]ウィンドウにIPアドレスを返します。
P xxx.xxx.xxx.xxx
詳細については、Webサイトwww.boseprofessional.comのSerial Control Protocolを参照してください。