この記事では、ControlSpace DesignerでControlSpace CC-64をプログラミングするための基本的な手順を説明します。
対象製品
- ControlSpace CC-64
- ControlSpace Designer v1.2 or later
- ControlSpace ESP Processors (all versions)
- ControlSpace EX-1280
- ControlSpace EX-1280c
- ControlSpace EX-440c
- PowerMatch 4250N
- PowerMatch 4500N
- PowerMatch 8250N
- PowerMatch 8500N
注:PowerShare PS604DとPowerShare PS404DはControlSpace Designerを介して設定しますが、ControlSpace CC-64とは互換性がありません(これらは、 シミュレータウィンドウでは設定できますが、ハードウェアにアップロードすると機能しません)。 これらのアンプは、ControlSpace RemoteまたはControlSpace CC-1D、CC-2D、およびCC-3Dを介して制御できます。
手順
ControlSpace CC-64をプログラミングする前に、シグナルフロー、ブロックネーミング、グループ、およびParameter Setの設定を完了します。
CC-64は壁に取り付けられたコントロールパネルです。 CC-64には、セレクターノブ、4つの個別のコントロールノブ、4つのバンク選択ボタン、および1行あたり2行の40文字のバックライト付きLCDディスプレイがあります。 セレクターノブ、コントロールノブ、およびディスプレイは完全にプログラム可能です。
パネルの右上のセクションには、ネットワークリンクステータス、ネットワークデータ受信、およびネットワークデータ送信を示す3つのLEDがあります。 各コントロールノブは、ノブの相対位置またはレベルを示す15個のLEDで囲まれています。 各バンクボタンには、アクティブになったことを示すLEDがあります。 LCDディスプレイの下の行には、コントロールノブのラベルが表示されます。
4つのゲイン/セレクターコントロールノブは、合計16の設定で、4つのバンクのそれぞれで異なる信号処理機能を制御できます。
このプログラミング例では、7つのマイクとPCの再生システムを備えたシンプルな礼拝センターのシステムを使用します。 このシステムには、2つのメインスピーカースピーカー、サブウーファー、および2つのステージモニターが含まれています。
Project View
Signal Processing View
この例では、CC-64コントローラーでアクセスできる信号処理モジュールを含めてシグナルプロセッシングブロックを用意しています。
また、システムをスタンバイモード(低電力モード)にするためのParameter Setが用意されており、3つのChoirマイクのゲインはグループ化されています。
1. Project Viewで、CC-64ブロックをダブルクリックして、シミュレーターウィンドウを開きます。
2.プロセッサのSignal Processing Viewを選択し、GainブロックをCC-64のコントロールノブにドラッグします。 この例では、Solo 1マイクがBank1のControl1に割り当てられています。
割り当てられると、ブロックラベルがディスプレイに表示されます。
注:実際のパネルには、ブロック名の最初の7文字しか同時表示されず、7文字を超えるラベルはスクロールして表示します。そのため、7文字以下のラベルを使用することをお勧めします。
3.その他のGainも同様にドラッグして、バンク1の各コントロールノブに割り当てます。この例では、バンク1をSoloおよびAuxゲインコントロールに使用しています。
4.バンクボタンを使用してバンク2に切り替え、バンク2のコントロールノブのコントロールを割り当てます。 以下の例では、Lecturnゲインブロックがバンク2のコントロールノブ1に関連付けられています。
5.バンク2のコントロールノブ2と4にMinisterとComputerのゲインブロックを追加します。
6.グループコントロールは、グループゲインのラベルをコントロールノブにドラッグすることにより、コントロールに関連付けできます。 以下は、グループ1の「Choir」をバンク2のコントロールノブ3に関連付けしています。
7.同様にバンク3とバンク4のコントロールノブにも割り付けます。
8.CC-64シミューレーターウィンドウ下部のメニューから[Selector]を選択すると、右上のセレクターノブに関連付けることができます。 ParameterSetは、ParameterSetのタイトルを"Selector"にドラッグすることによりセレクターノブに関連付けることができます。 以下は、Parameter Set 1「System Standby」とセレクターの関連付けを行っています。
セレクターノブで複数のParameter Setを選択できるように、Parameter Setを追加します。セレクターノブに関連付けられたParameterSetはSelectoreに追加された順序で表示されます。 以下は、Parameter Set 2 "SystemOn"をセレクターに関連付けをしています。
2つのParameter Setが追加されると、セレクターメニューは次のようになります。
注:セレクターノブは、Parameter Set選択もしくはSource Selectorのみを関連付けられます。 コントロールノブは、ゲインブロック、入力/出力ブロック、グループゲインコントロール、Parameter Set選択、またはソース選択を関連付けできます。