この記事では、ControlSpaceプロセッサの出力に歪みやノイズが聞こえる場合の改善方法を紹介します。
対象製品
- ControlSpace ESP-00 II
- ControlSpace ESP-00
- ControlSpace ESP-1240
- ControlSpace ESP-1240A
- ControlSpace ESP-1240AD
- ControlSpace ESP-1600
- ControlSpace ESP-4120
- ControlSpace ESP-88
- ControlSpace ESP-880
- ControlSpace ESP-880A
- ControlSpace ESP-880AD
- ControlSpace EX-1280
- ControlSpace EX-1280C
- ControlSpace EX-12AEC
- ControlSpace EX-440C
改善方法
1. Bose ControlSpace Designerソフトウェアを起動して、ControlSpaceプロセッサの設定ファイルを吸い出し(Retrieve)、コンピューターに保存します。 この手順は、ヘルプファイルの「Maintaining Your System」>「Retrieving System Configurations」にあります。
2. 取得したファイルを右クリックし、[プログラムから開く]を選択して、Internet ExplorerなどのWebブラウザやメモ帳ユーティリティで開くと、テキストの先頭近くにプロジェクトバージョン= "x.xx"が表示されます。 これは、ファイルがアップロードされたときに実行されていたソフトウェアのバージョンを示します。 ファイルのバージョンを確認したら、メモ帳またはその検索に使用したブラウザのアプリウィンドウを閉じます。
3. 上記のバージョンがコンピューターにインストールされていない場合は、www.boseprofessional.com Webサイトから、ControlSpaceソフトウェアページに移動し、[ダウンロード]タブを選択して、上記の手順2で特定したソフトウェアのバージョンをダウンロードしてインストールします。
4. 手順3でインストールしたControlSpace Designerソフトウェアを使用して、プロセッサをスキャンします。 コンピューターのネットワークアドレス(サブネット)、プロセッサのネットワークアドレス、および、CSDのプロジェクトアドレスが同じになっていれば、接続されているプロセッサのアイコンがProject Viewに表示されます。 このファイルをプロセッサに送信します(Go online > Send to Devices)。 これにより、プロセッサの設定情報が空白になります。
5. Go offlineした後、最新バージョンのControlSpace Designerを起動し、Hardware Manager([System]ドロップダウンメニューにあります)でファームウェアのアップデートを実行します。
6. FWが正常に更新されたら、手順1で取得したファイルを新しいバージョンのControlSpace Designerで開き、ファイルをアップロードします(Go online > Send to Devices)。
発生原因
ControlSpace Designerの個々のバージョンには、対応するファームウェアが付属しています。 これにより、さまざまな処理ブロックをコンパイルし、目的のアプリケーションに一致する伝達関数を作成します。 プロセッサにファームウェアを更新した後に、古い設定ファイルが残っている場合、処理ブロックが情報を処理する方法と新しいファームウェアの方法が一致しないことがあり、予期しない問題が発生する可能性があります。 最初に空のファイルをロードし、ファームウェアをアップグレードしてから、更新されたバージョンでコンパイルされた設定ファイルをアップロードすることにより、これらの問題を回避します。