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AMM - Gain Sharing AMM コントロールパネルの各項目について説明します。

 

対象製品

  • ControlSpace Designer

 

AMM - Gain Share コントロールパネル

  

Mic: このセクションには個々のマイク入力についての設定があります。テキストボックスをクリックすればラベルを変更できます。オンライン中にマイク信号が入力されているときは、ラベルの背景が緑色になります。

-  Input: 入力されているシグナルのレベルをdBFSで表示します。
-  AutoGain: Gain Share AMMのアルゴリズムにより適用されているGainをdBで表示します。
-  Priority: れぞれの入力に対して優先レベルを決める事ができます。優先レベルの高いチャンネルには、実際のレベルよりも高いものとして扱われます。その結果、優先レベルの低い他のマイクよりも高いGainが与えられます。最も高い優先レベルが「1」で、「5」は優先レベルによる補正は行われません。デフォルトではすべて「5」に設定されています。
※複数のマイクに同じ優先レベルを設定できます
-  Bypass: Gain Share AMMのアルゴリズムからそのチャンネルを外し、アッテネートせずにAMMを通過させます。Bypassに設定されたチャンネルはアルゴリズムのオートゲインの計算には影響しません。
-  Gain: 各入力チャンネルのGate後のレベルを調整します。調整範囲は -∞ から +12dBで、デフォルトは0dBです。
-  Mute: 入力チャンネルをミュートします。Muteはオートゲイン前に適用されます。そのため、ミュートされているチャンネルの入力レベルはアルゴリズムのオートゲインの計算には影響しません。
-  Mute Group: その入力チャンネルのミュートグループ番号を設定します。同じミュートグループの複数のチャンネルに対してミュートの動作を連動することができます。例えば、Group 1のあるマイクをミュートすると、Group 1の他のマイクも一緒にミュートされます。Noneもしくは1から入力チャンネル数よりも1小さいグループ番号から選びます。デフォルト設定の"None"の場合はどのチャンネルとも連動しません。

Output: このセクションには出力レベルインジケーターと、ゲイン設定、ミュートボタンがあります。そのほか、高度な設定オプション(Advanced)や、全バイパス、リンクモード設定があります。

-  Output: Gain Share AMMブロックのMix出力レベルをdBFSで示します。 
-  Gain: Gain Share AMMブロックのMix出力レベルをを調整します。
-  Mute: Gain Share AMMのMix出力をMuteします。

Advanced: Gain Sharing AMMの動作に関するより細かい設定を表示します。

- Output slope: デフォルトは2.00に設定されています。この値は0.01から2.00の間で設定する事ができます。Output slopeが2.00のとき、AMMモジュールのアルゴリズムどおりに入力信号に応じて個々の信号がアッテネートされます。Output slopeが最小値の0.01の場合は、auto-mix-gain(※)はほぼ1(入力信号のまま)になります。Output slopeによって、auto-mix-gainはアルゴリズムのオリジナルの値と「1(アッテネートなし)」の間で変化します。
※auto-mix-gain : Gain Sharingのアルゴリズムによる入力の状態に応じたアッテネーション
- Input RMS average: 入力レベルを検知するための平均時間を設定します。デフォルトは50.00msです。 
- Output RMS average: 出力レベルを検知するための平均時間を設定します。デフォルトは50.00msです。
- Attack: 入力信号を検知して完全に出力するまでの時間を設定します。デフォルトは0.5msです。
- Hold: 入力信号がなくなってからゲートを閉じるまでの時間を設定します。デフォルトは0msです。
- Decay: 入力信号がなくなってからゲートが閉じ始めますが、ゲートが閉じ始めてから完全に閉じるまでの時間を設定します。デフォルトは5.0msです。

Bypass All: 全ての入力信号をアッテネートせずにGain Share AMMから出力します。

Link: (ControlSpace EX のみ) 以下のリンクモードをセットします。

-  Standalone: リンクなしモード。どのブロックともリンクしない場合に使います。
-  Master: (Conference Room Routerを使用せずに)複数のGain Share AMMブロックをリンクする際は、いずれか1つのブロックをMasterに設定します。
-  Slave: 複数のGain Share AMMブロックをリンクする際は、Master以外のブロックはすべてSlaveに設定します。 
-  CRR: (ControlSpace EX-1280C、EX-440C、および、EX-12AEC のみ)Conference Room Routerと一緒に使用するGain Share AMMブロックをリンクする際は、すべてのGain Share AMMブロックを"CRR"にセットします。

Link ID: (ControlSpace EX のみ) MasterもしくはSlaveリンクモードを選択している場合に識別番号(ID)を設定します。 

Invert Logic Output: (ControlSpace EX のみ) Invert Logic Outputを"ON"(青色)にすると、Gain Share AMMブロックの出力のミュートが解除されているときにロジック出力がON(High)になります。デフォルトの"OFF"(灰色)の場合は、Gain Share AMMブロックの出力のミュートが解除されているときにロジック出力がOFF(Low)、出力がミュートされているときにロジック出力がON(High)になります。

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